古知野(読み)こちの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古知野」の意味・わかりやすい解説

古知野
こちの

愛知県北西部,江南市の中心市街地。 1906年町制施行し,54年市に合体犬山扇状地にあり,江戸時代養蚕絹織物業の中心地として栄えた。現在は化学繊維カーテンテーブルセンター,椅子張り地などの生産で名高い。周辺農村部ではサトイモ,ダイコンなどの野菜栽培が行われる。名古屋方面への通勤者も多く,約 3800戸の江南団地がある。

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世界大百科事典(旧版)内の古知野の言及

【江南[市]】より

…第2次大戦後は化繊織物に転じ,カーテン地など室内装飾品織物の生産が多くなっている。また鉄工機械,コンクリート,食料品加工業などの大工場の立地,古知野や名鉄犬山線布袋駅前への大型店舗の進出,さらには大規模な住宅団地の造成などにより名古屋市の衛星都市化が進んでいる。農業は野菜栽培が中心。…

※「古知野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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