精選版 日本国語大辞典 「合物」の意味・読み・例文・類語
あわせ‐もの あはせ‥【合物】
〘名〙
① 二つ以上のものをいっしょにしたもの。
※詩学大成抄(1558‐70頃)九「香に合せ物にするが、蘭一種で名香のやうにはあるまいぞ」
② 副食物。おかず。あわせ。
※読本・南総里見八犬伝(1814‐42)二二「朝夕飯(いひ)の合菜(アハセモノ)には、味噌より外に得がたかりしに」
③ 音楽を合奏すること。連弾すること。
※滑稽本・早変胸機関(1810)「お向うのお金さんとあはせものでもおしな」
※俚言集覧(1797頃)「あはせもの 今いふ硯ふた物の事」
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