呶呶(読み)ドド

デジタル大辞泉 「呶呶」の意味・読み・例文・類語

ど‐ど【××呶】

《「どうどう」の慣用読み》
[名](スル)くどくど言うこと。
「汝復た―する勿れ」〈織田訳・花柳春話
[ト・タル][文][形動タリ]くどくど言うさま。
「天狗あることを信じて―として其虚偽に非るを妄証する者は」〈津田真道明六雑誌一四〉

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精選版 日本国語大辞典 「呶呶」の意味・読み・例文・類語

ど‐ど【呶呶】

〘名〙 (形動タリ) (「ど」は「呶」の慣用音) 口数多くやかましく言うこと。くどくど言うこと。また、そのさま。どうどう。
江戸繁昌記(1832‐36)三「呶呶一夕、又罵り、又詈(ののし)る」
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉読書放浪「是等の点に就ては二三批評家が既に詳しく紹介したから今更呶々する必要も無からう」 〔張耒‐読戚公恕進巻詩〕

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普及版 字通 「呶呶」の読み・字形・画数・意味

【呶呶】どど

しゃべる。多言する。やかましい。唐・盧仝〔雪に苦しみて退之に寄す〕詩 妻の眼、たり 嬰(きえい)(お腹をすかしている乳のみご)はに哭して、聲呶呶たり

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