大家・大屋(読み)おおや

精選版 日本国語大辞典 「大家・大屋」の意味・読み・例文・類語

おお‐や おほ‥【大家・大屋】

〘名〙
① 大きな家。
平家(13C前)一二「あれに見えさぶらふおほやにこそいまはさぶらふなれ」
一族の中心となる家。本家またはその村の一番もとになる家。分家隠居に対していう。
家人が住居に用いる建物。物置納屋などに対していう。母屋(おもや)。本家(ほんや)
※北野天満宮目代日記‐延徳二年(1490)四七紙背「当社のふしんをおのおの出候て仕候処に、をう屋のふろのあとにて料足をほり出候」
貸家の持ち主。または、その代理人家主(いえぬし・やぬし)。差配人。⇔店子(たなこ)
※浮世草子・西鶴織留(1694)四「内々(ないない)大屋の女の勿体(もったい)に見あいた。此次手(ついで)に爰(ここ)を替ん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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