デジタル大辞泉 「奥印金」の意味・読み・例文・類語 おくいん‐きん【奥印金】 江戸時代、札差ふださしが旗本などからの借金依頼にあたって、現金がないのを口実に他の金主に口をきき、借用証文に保証人として奥印を押し、周旋料を取って貸す金。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「奥印金」の意味・読み・例文・類語 おくいん‐きん【奥印金】 〘名〙 江戸時代、札差しが行なった高利貸しの一種。札差しが札旦那（旗本など）から借金を申し込まれた時、現金がないのを口実に他の金主から金を借り、自分は保証人となって周旋料（奥印料）をとって借用証文に奥印して貸す金。また、この場合現金があってもこげつきなどを恐れ、架空の人物を金主に仕立て、自分の金でないようによそおって、札旦那から不当な利子、周旋料などの暴利をむさぼった。※札差事略（1817）四「手廻候札差奥印金借請候儀決而不二相成一候事」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
