富贍(読み)フセン

デジタル大辞泉 「富贍」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せん【富×贍】

[名・形動]十分に足りて豊かであること。また、そのさま。
「誇って居た想像の―な事などは」〈菊池寛・無名作家の日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「富贍」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せん【富贍】

〘名〙 (形動) (「贍」は足りる意) 富んで豊かなこと。十分に足りて豊かなこと。また、そのさま。
空華集(1359‐68頃)一二・鎌倉藁序贈権上人南帰「其辞也富贍典雅、其韻也沖澹幽眇」
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「此人は学術富贍にて」 〔晉書‐葛洪伝〕

ふう‐せん【富贍】

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普及版 字通 「富贍」の読み・字形・画数・意味

【富贍】ふせん

ゆたかで足りる。〔晋書洪伝〕する、皆是非を覈(せいかく)し、才富贍なり。

字通「富」の項目を見る

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