寛信(読み)かんじん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寛信」の解説

寛信 かんじん

1084-1153 平安時代後期の僧。
応徳元年生まれ。藤原為房の子。厳覚に真言をまなび,灌頂(かんじょう)をうける。三論(さんろん),華厳(けごん)にも精通した。のち勧修寺(かじゅうじ)流をたてる。勧修寺長吏,元興寺(がんごうじ)別当,東寺長者法務,東大寺別当などをつとめた。権(ごんの)大僧都。仁平(にんびょう)3年3月7日死去。70歳。通称は寛信法務,勧修寺法務。著作に「小野類秘鈔」「東寺要集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android