コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

頼豪 らいごう

5件 の用語解説(頼豪の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

頼豪
らいごう

[生]長保4(1002).京都
[没]応徳1(1084).大津
平安時代天台宗僧。園城寺に学び,のちに実相房に住し,法験があるので有名となった。白河天皇の勅により皇子降誕を祈って効験があり,賞として園城寺内に戒壇を設けることを願ったが,延暦寺にはばかって勅許がおりず,ために断食して死んだ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

らいごう〔ライガウ〕【頼豪】

[1004~1084]平安中期の天台宗の僧。伊賀守藤原有家の子。近江園城寺(おんじょうじ)の僧で白河天皇の皇子降誕を祈祷し、親王誕生の恩賞として園城寺戒壇の造立を願ったが、延暦寺の反対で許されず断食して怨死。死後、化け鼠となって延暦寺の経巻を食い破ったという伝説の主となる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日日本歴史人物事典の解説

頼豪

没年:応徳1.11.4(1084.12.4)
生年:長保5(1003)
平安中期の天台宗園城寺の僧。伊賀守藤原有家の子。権僧正心誉の入室の弟子となり,行円(俗名源国輔)について入壇受職した。阿闍梨となり,実相房に住した。密教の行法に優れ,朝野の崇敬を受けた。園城寺(寺門派)の長年の念願である戒壇院の設立にも執念を燃やす。承保1(1074)年に白河天皇の皇子誕生を祈願して12月26日に敦文親王が生まれ,この賞として懸案の戒壇院設立を請うた。一時勅許を得たかにみえたが,延暦寺(山門派)の猛反対にあって実現せず,両派の闘争を激化させてしまった。応徳1(1084)年,82歳のとき,仏前で結跏趺坐し,手に五鈷杵を持って入滅した。また,戒壇院設立が成就しなかったことを怨み,鉄の牙をもつ8万4000匹もの石の鼠と化して比叡山に登り,仏像や経典を食い破ったので,延暦寺の僧徒は恐れをなして比叡山山麓に鼠祠を作ったという伝えもある。<参考文献>高瀬承厳「園城寺戒壇の研究(上下)」(『仏書研究』53・54号)

(三橋正)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

らいごう【頼豪】

1004~1084) 平安中期の天台宗の僧。白河天皇の皇子誕生を祈り、親王誕生の賞に園城寺戒壇の建立を願うが許されず、怨嗟し断食して果てた。親王の病没もその祟りと伝える。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

頼豪
らいごう
(1004―1084)

平安後期の天台宗の僧。京都出身。藤原有家(ありいえ)の子。園城寺(おんじょうじ)の心誉(しんよ)に就いて出家、1037年(長暦1)入壇伝法。祈祷(きとう)に効験をうたわれ、白河(しらかわ)天皇の皇子誕生を祈り効があった。1074年(承保1)天皇の勧めで、恩賞に園城寺戒壇建立を請うが、延暦(えんりゃく)寺の強い反対にあって聴許されず、頼豪は寺に籠(こも)り怨嗟(えんさ)し、天皇の慰諭にも応ぜず、断食して果てた。せっかく誕生の皇子も病死し、世に頼豪が数千の鼠(ねずみ)に化して延暦寺の聖教を食い尽くし、山徒が鼠祠(ほこら)をつくってこれをおさめたといい伝えられている。[木内曉央]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

頼豪の関連キーワード越溪敬長覚実(1)行悟興義最円斉尊道顕(2)文慶隆明良意

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone