精選版 日本国語大辞典 「寛空」の意味・読み・例文・類語 かんくう クヮンクウ【寛空】 平安中期の真言宗の僧。河内の人。姓は文室氏。僧正。嵯峨大覚寺で宇多法皇に灌頂を受けた。東寺長者、金剛峯寺座主、仁和寺別当などを歴任。蓮台僧正。香隆寺僧正。元慶八~天祿三年(八八四‐九七二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寛空」の解説 寛空 かんぐう 884-972 平安時代中期の僧。元慶(がんぎょう)8年生まれ。寛静(かんじょう)の兄。京都の人。真言宗。宇多法皇につかえ,延喜(えんぎ)18年大覚寺で法皇から灌頂(かんじょう)をうける。東寺長者,仁和(にんな)寺別当などをへて康保(こうほう)元年僧正となった。蓮台寺をひらき,のち香隆寺とあらためた。天禄(てんろく)3年2月(一説に閏(うるう)2月)6日死去。89歳。俗姓は文室(ふんや)。通称は蓮台寺僧正,香隆寺僧正。著作に「七支念誦次第(しちしねんじゅしだい)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例