出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…南朝の石獣は後漢のものにくらべて巨大化し,彫刻的にも洗練され,仏教的な装飾文様が付け加えられている。皇帝の陵では1対の石獣を配するが,角の2本ある怪獣(天禄とよんでいる)を神道の左に置き,角が1本の怪獣(麒麟とよんでいる)を右に配する。この1対の石獣を先頭にして,その後に神道石柱1対,石碑1対を加えるのが帝陵の制度であった。…
※「天禄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」