屍姦(読み)シカン

デジタル大辞泉 「屍姦」の意味・読み・例文・類語

し‐かん【××姦】

死体相手にして性交すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「屍姦」の意味・わかりやすい解説

屍姦
しかん

死体に性的衝動を感じ、それを実行するもので、死体に対してのみ性欲満足が得られることをいう。性対象を異常なものにのみ求める性倒錯であり、性欲の質的異常の一つ。すなわち、自己の性的欲望を達するためには、生きた人ではかなわず、やむなく死体を相手にするというもの。外国での報告例はあるが、日本における事例はきわめて少ない。

[栗原文男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「屍姦」の意味・わかりやすい解説

屍姦
しかん
necrophilia

死体 (性) 愛ともいう。性倒錯の一種。死体に対して性愛を感じ,性的満足を得る行為である。ときには屍姦のあと,死体を食べることもある (バンピリズム) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android