… 8世紀に頂点をむかえる律令政治も,9世紀に入ると変質をはじめるが,そのなかで地方行政のたてなおしに努力する良吏とよばれる一群の官人があらわれる。阿波介山田古嗣は代表的な良吏の一人で,治水などに力を注いでおり,彼が作ったと伝えられる池が今ものこっている。しかし,902年(延喜2)に作られた板野郡田上郷戸籍において,その大半が老女と記載され,偽籍が公然と行われていることにあらわれているように,個々の班田農民を戸籍・計帳によって把握していくという律令支配体制は,阿波においてもとどめがたく解体に向かっている。…
※「山田古嗣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新