岸岱(読み)がんたい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸岱」の解説

岸岱 がんたい

1782-1865 江戸時代後期の画家
天明2年生まれ。岸駒(がんく)の長男。父にまなび,岸派の2代となる。文化6年(1809)父にしたがって金沢城内の障壁画をえがく。安政年間,御所造営の障壁画制作に参加。鳥獣画,とくに虎の画を得意とした。元治(げんじ)2年2月19日死去。84歳。姓は岸(きし)。初名は国章。字(あざな)は君鎮。別号に卓堂,虎岱など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の岸岱の言及

【岸派】より

…江戸時代後期から明治期に至る京都画壇の一派。岸駒(がんく)に始まり,子の岸岱(がんたい)(1782‐1865),養子岸良(1798‐1852)が受けつぎ,祖風を守って四条派(円山四条派)に対抗した。岸駒の門人に岸連山(1804‐59)が出,家法に四条派の写生画法を折衷して新生面をひらいた。…

※「岸岱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android