川口お直(読み)かわぐち・おなお

朝日日本歴史人物事典 「川口お直」の解説

川口お直

没年:弘化2.11.26(1845.12.24)
生年:安永頃(1772~81)
江戸後期の清元節三味線の名手。大田蜀山人の詞による名曲北州」(1818)を作曲した。もと江戸吉原の芸者で,両国川口という料理屋を営んでいた。天保7(1836)年,向島土手へ数百本の楓を植樹しており,その碑が白鬚神社境内に建った。<参考文献>井口政治編『延寿芸談』

(竹内有一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の川口お直の言及

【梅の春】より

…清元節。四方真門(よものまかど)作詞,川口お直作曲。1827年(文政10)の作品といわれる。…

※「川口お直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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