デジタル大辞泉
「恒河沙」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ごうが‐しゃ【恒河沙】
〘名〙 (
恒河(=ガンジス川)の砂の意) 無限の数量のたとえ。
恒沙。恒河。
※
霊異記(810‐824)下「若し此の咒を謗る者有らば、即ち彼の九十九億の恒河沙の
諸仏を謗るとす」
※
曾我物語(南北朝頃)
一一「五百人の子をもち、これをやしな
はんとて、物の命をたつこと、がうが
しゃのごとし」 〔
王維‐六祖能禅師碑銘〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
恒河沙
ごうがしゃ
Gaṅgā-nadī-vālukā
恒辺沙,恒水辺流沙などとも訳され,恒沙,江沙と略して用いられることもある。ガンジス川の砂という意味で,仏教の経典中に,「数えきれないほど多い」ということのたとえとして,たびたび用いられている。特に,「諸仏の数は,恒河沙のごとく多い」という表現に用いられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報