デジタル大辞泉
「所斑」の意味・読み・例文・類語
ところ‐まだら【所▽斑】
[名・形動]
1 所々まだらでむらのあること。また、そのさま。
「貧相な顔に―な厚化粧をして」〈志賀・真鶴〉
2 所々を省略すること。また、そのさま。
「―に言ひきかせければ」〈咄・醒睡笑・五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ところ‐まだら【所斑】
〘名〙 (形動)
① ところどころがまだらであること。むらができていること。また、そのさま。ところはだら。〔
易林本節用集(1597)〕
② ところどころを略していること。とびとびで不十分なこと。また、そのさま。
※
咄本・醒睡笑(1628)五「歌とは
何事ぞ。さればとよ。五文字七文字に
言葉をつづけ、
三十一文字に心の
いろをあらはすなどと、所まだらにいひきかせければ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報