扶桑薬品工業(読み)ふそうやくひんこうぎょう(英語表記)Fuso Pharmaceutical Industries, Ltd.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「扶桑薬品工業」の意味・わかりやすい解説

扶桑薬品工業
ふそうやくひんこうぎょう
Fuso Pharmaceutical Industries, Ltd.

医薬品メーカー。1937年大和商会として設立,国産ブドウ糖の販売を主事業とする。1942年ブドウ糖が一元的配給統制になったため,ブドウ糖を原料とする注射液の製造へ転換企図,商号を扶桑産業に変更。翌 1943年ブドウ糖注射液,リンゲル液,生理食塩液などの注射液の製造販売を開始。1949年現社名改称。1964年日本初の透析液として人工腎臓灌流原液を開発。人工腎臓用透析液を柱に,バイオ技術応用医薬品などの新薬の研究開発を続けている。国内,海外の有力メーカーとの提携も実施。透析器など医療機器も展開する。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「扶桑薬品工業」の解説

扶桑薬品工業

正式社名「扶桑薬品工業株式会社」。英文社名「Fuso Pharmaceutical Industries, Ltd.」。製薬業。昭和12年(1937)「株式会社大和商会」設立。同17年(1942)「扶桑産業株式会社」に改称。同24年(1949)現在の社名に変更。本社は大阪市城東区森之宮。製薬会社。医療用専業。人工腎臓透析液のシェアトップクラス。ほか注射剤など。透析器など医療機器も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード4538。

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