数多所(読み)あまたところ

精選版 日本国語大辞典 「数多所」の意味・読み・例文・類語

あまた‐ところ【数多所】

〘名〙
多くの所。
源氏(1001‐14頃)紅葉賀参座(さむざ)しにとても、あまた所もありき給はず」
② (「ところ」は接尾語貴人を数えるのに用いる) 大勢の貴人たち。
大鏡(12C前)三「その腹に、宮たちあまたところおはします」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報