参座(読み)サンザ

デジタル大辞泉 「参座」の意味・読み・例文・類語

さん‐ざ【参座】

会合に参列すること。
印度政府にて裁判するに、―の者は土人を用いず」〈福沢文明論之概略
年始の礼に行くこと。
夕つ方、御方々の―し給はむとて」〈初音

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精選版 日本国語大辞典 「参座」の意味・読み・例文・類語

さん‐ざ【参座】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新年参賀に行くこと。
    1. [初出の実例]「御方々のさむざし給はむとて、心ことに引きつくろひ、けさうじ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)
  3. 席に参列すること。参会
    1. [初出の実例]「印度の政府にて裁判するに、参座の者は土人を用ひず、必ず英人に限るを法とす」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)

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普及版 字通 「参座」の読み・字形・画数・意味

【参座】さんざ

列席する。

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