新KS鋼(読み)シンケーエスコウ

デジタル大辞泉 「新KS鋼」の意味・読み・例文・類語

しん‐ケーエスこう〔‐カウ〕【新KS鋼】

本多光太郎らがKS鋼から改良・発明した磁石鋼。鉄にニッケルアルミニウムチタンを加え、鋳造後に焼きなましのみを施したもの。KS鋼より保磁力が大きい。

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精選版 日本国語大辞典 「新KS鋼」の意味・読み・例文・類語

しん‐ケーエスこう ‥ケーエスカウ【新KS鋼】

〘名〙 磁石鋼の一つコバルト・ニッケル・チタンからなる鉄合金で、昭和八年(一九三三)、本多光太郎・増本量・白川勇記らが従来のKS鋼を改良して発明したもの。KS鋼にくらべて保磁力は約三倍半も高く、優秀な永久磁石として広く用いられる。NKS。

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