コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

磁石鋼 じしゃくこう magnet steel

4件 の用語解説(磁石鋼の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

磁石鋼
じしゃくこう
magnet steel

永久磁石鋼。鉄は低温のα状態で強磁性で,その合金もフェライト地のものは強磁性を保つが,その磁気ヒステリシス (履歴) は鋼種により変化がある。磁気履歴の高さ (残留磁化) B ,幅 (保磁力) H とも大きいことが磁石鋼の条件で,磁石の性能を (BH) の極大値で表わすことが多い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

じしゃく‐こう〔‐カウ〕【磁石鋼】

永久磁石に用いられる特殊鋼。KS鋼新KS鋼MK鋼など。スピーカー電気計器継電器・発電機などに広く使われる。マグネット鋼磁石合金

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

じしゃくこう【磁石鋼】

強い磁場によって十分に磁化されると、容易に磁性を失わず、永久磁石の材料になる鋼鉄。炭素鋼・タングステン鋼・ MK 鋼など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

磁石鋼
じしゃくこう

鋼とは炭素量が2%以下の鉄合金の総称であることから、鉄を主成分とする永久磁石(合金)にも鋼の名称をつけてよぶことがある。KS鋼(1916)、MK鋼(1932)は磁石鋼の代表例である。前者は鉄‐炭素‐コバルトクロムタングステン合金であって、炭素を含有する鋼の特徴的な組織である硬いマルテンサイトを利用している。後者は炭素を必要としない鉄‐ニッケルアルミニウム合金で、鉄の微粒子(直径約20ナノメートル)がニッケル、アルミニウム中に析出した組織を利用している。それらの磁石鋼は当時としてはもっとも優れた永久磁石として用いられていた。しかし第二次世界大戦後から現在まで、鉄合金以外においても次々とより高性能な磁石が発見された。それらには鋼の名称はつけないし、新しく登場した鉄合金磁石(たとえば、鉄‐クロム‐コバルト磁石合金)でも鋼の名をつけて、たとえばクロム‐コバルト磁石鋼とよばれることはほとんどない。
 なお、永久磁石材料以外にも習慣として「鋼」をつけてよばれる鉄系磁性合金がある。たとえば、電力用の変圧器、モーターなどの磁心材料として用いるケイ素鋼(鉄‐ケイ素合金)、磁石から発生する磁界の温度変化を調節するのに用いる整磁鋼(鉄‐ニッケル合金)である。[本間基文]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

磁石鋼の関連キーワード磁性体永久磁石残留磁化磁性一時磁石MT鋼KS磁石鋼有機強磁性体ユーイングの強磁性の理論永久磁石材料

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone