木香・唐木香(読み)もっこう

精選版 日本国語大辞典 「木香・唐木香」の意味・読み・例文・類語

もっ‐こう モクカウ【木香・唐木香】

〘名〙
キク科の多年草。インド北部原産。高さ二メートルに達する。葉は広楕円形膜質。枝頂にトウヒレンに似た暗紫色の頭花をつける。根を乾燥したものは、芳香苦味があるので薬に使ったり、衣服などの防虫に用いたりした。〔本草和名(918頃)〕
② ①の根を干してつくった薬品健胃薬として用いた。軸木香・株木香・青木香などの種類がある。
※参天台五台山記(1072‐73)七「木香者若青木香歟」 〔宋史‐外国伝・五・占城

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