デジタル大辞泉 「汲汲」の意味・読み・例文・類語 きゅう‐きゅう〔キフキフ〕【×汲×汲】 [ト・タル][文][形動タリ]一つのことに一心に努めて、他を顧みないさま。また、あくせくしてゆとりのないさま。「汲汲として一生を終える」「自己の勢力を扶植するに―たるを知っていたので」〈蘆花・思出の記〉[類語]営営・せっせと・こつこつ・あくせく・孜孜 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「汲汲」の意味・読み・例文・類語 きゅう‐きゅう キフキフ【汲汲】 〘形動タリ〙 小事に心をとらわれて、あくせくするさま。また、一つのことに心を傾けて一心につとめるさま。汲汲乎。※菅家文草(900頃)四・苦日長「結レ綬与垂レ帷、孜々又汲々」※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇「自己の勢力を扶植するに汲々たるを知って居たので」 〔漢書‐揚雄伝上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報