営営(読み)エイエイ

デジタル大辞泉 「営営」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「営営」の意味・読み・例文・類語

えい‐えい【営営】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 足しげく往来するさま。また、一所に落ち着かず、あちこち行き来するさま。
    1. [初出の実例]「燈滅異膏煎、苟可営々止」(出典菅家後集(903頃)叙意一百韻)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・青蠅〕
  3. あくせくするさま。また、せっせと働くようす。一心にこつこつと行なうさま。
    1. [初出の実例]「樵翁莫笑帰家客、王事営々罷不能」(出典:菅家文草(900頃)五・遊竜門寺)
    2. 「月給に営々として金を貯めやうと決心したですから」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉電影)
    3. [その他の文献]〔荘子‐庚桑楚〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「営営」の読み・字形・画数・意味

【営営】えいえい

休まず努力する。宋・仲淹〔韓魏公()に与ふる書〕吾が輩、須(すべか)らく日夜營營として、以て將來に備ふべし。

字通「営」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android