沿岸捕鯨(読み)エンガンホゲイ

デジタル大辞泉 「沿岸捕鯨」の意味・読み・例文・類語

えんがん‐ほげい【沿岸捕鯨】

沖合近海遠洋で行われる捕鯨に対して、沿岸海域でクジラ捕獲する漁業
[補説]日本の商業捕鯨では、母船式捕鯨(クジラの処理・加工設備のある母船による遠洋捕鯨)、マッコウクジラニタリクジラなどを対象とする大型沿岸捕鯨、ミンククジラを主な対象とする小型沿岸捕鯨などが行われていた。昭和61年(1986)の国際捕鯨委員会IWC)による商業捕鯨モラトリアム以降は、規制対象外のツチクジラゴンドウクジラなどを捕獲。令和元年(2019)同委員会を脱退し、大型鯨類の捕獲を含む沿岸捕鯨を再開した。→小型捕鯨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android