浪花亭愛造(初代)(読み)なにわてい あいぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浪花亭愛造(初代)」の解説

浪花亭愛造(初代) なにわてい-あいぞう

1870-1906 明治時代の浪曲師。
明治3年生まれ。24年浪花亭綱吉(のち駒幸)に入門し,2年後真打となる。美声人気をえ,2代吉川繁吉(初代桃中軒雲右衛門)ときそった。36年日本ではじめてレコードの吹きこみをおこなった。「佐倉義民伝」「四谷怪談」などを得意とした。明治39年9月1日死去。37歳。本名は黒屋貞吉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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