火山岩体(読み)かざんがんたい(英語表記)volcanic body

岩石学辞典 「火山岩体」の解説

火山岩体

火山噴出物堆積によって新たにでき上がった凸地形で,とくに中心噴火による円錐形に近い外形のものをいう場合が多い.火山の外形は熔岩化学組成とともに岩石粘性に関係し,粘性が高いと流動し難く火口中あるいは火口からでてもすぐ固化する.熔岩の粘性が低いと熔岩の流動性に富んだ熔岩流となり遠くまで到達するため,火山の形はより平坦となる.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android