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火山噴出物 かざんふんしゅつぶつvolcanic ejecta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火山噴出物
かざんふんしゅつぶつ
volcanic ejecta

噴火によって噴出した物質火山放出物ともいう。噴火に直接関係したマグマ起源の本質物質,火山体を構成していた古い噴出物である類質物質,基盤岩などその噴火とは無関係の岩石に由来する異質物質がある。形態は噴火時の状態によって (1) 火山ガスなどの気体,(2) 溶けた状態で地表に流出する溶岩流などの液体,(3) 破片や岩塊として放出される火山砕屑物テフラ)などの固体,に大きく分けられる。(3)は形態や大きさによって火山弾火山灰スコリア(岩滓)などに分類される。

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知恵蔵の解説

火山噴出物

噴火によって地表に噴出する物質。マグマ起源の本質物質と、それ以外の異質物質がある。代表的な本質物質は溶岩。爆発的な噴火では、マグマは破砕され、テフラ(火山砕屑〈さいせつ〉物)になる。テフラは、大きさにより、火山灰(直径2mm以下)、火山礫(れき)、火山岩塊(直径64mm以上)に分類される。火山礫や火山岩塊は、噴石とも呼ばれる。紡錘状などの特有な形のものを火山弾、発泡がよく、空隙が極めて大きいものを軽石(流紋岩質など白っぽいもの)やスコリア(玄武岩質など黒っぽいもの)と呼ぶ。異質物質には、噴火で噴き飛ばされた基盤岩の破片などがある。火山噴出物にはほかに、火山ガスや温泉水もある。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

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岩石学辞典の解説

火山噴出物

火山の噴火によって地表に放出された物質[片山ほか : 1970].

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