ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牧歌劇」の意味・わかりやすい解説
牧歌劇
ぼっかげき
pastoral
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翻訳|pastoral
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…そういう環境のなかでタッソは《詩学および英雄叙事詩に関する論考》(晩年に推敲が重ねられて大著《英雄叙事詩論》となる)の執筆,叙情詩集の刊行,フェラーラ・アカデミアでの発表活動などを行い,他方でさまざまな貴婦人との恋愛を経験した。1572年,アルフォンソ2世直属の廷臣となり,翌73年には牧歌劇《アミンタ》を執筆。十数世紀の伝統を担う牧歌の形式に悲劇と喜劇の要素を混入しながら16世紀後半に形成されつつあった新しい文学ジャンル〈牧歌劇〉は,この作品によって決定的にその形態を確立し,さらにその形態は17世紀における〈オペラ〉のジャンルの開花にも多大な影響を与えた。…
※「牧歌劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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