犬伏久助(読み)いぬぶし きゅうすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「犬伏久助」の解説

犬伏久助 いぬぶし-きゅうすけ

1738-1829 江戸時代中期-後期の染色家。
元文3年生まれ。生家阿波(あわ)下庄村(徳島県板野町)で代々藍(あい)作と蒅(すくも)の製造を業とした。藍玉の製法改良にとりくみ,施水,発酵などのあたらしい技法を開発,その技術をひろく指導して阿波藍普及につくした。文政12年8月8日死去。92歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例