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藍玉 らんぎょくLan Yu; Lan Yü

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藍玉
らんぎょく
Lan Yu; Lan Yü

[生]?
[没]洪武26(1393)
中国,明初の武将。定遠 (安徽省) の人。常遇春の妻の弟。常遇春に従って功を立て大都督府僉事 (せんじ) となり,洪武4 (1371) 年には蜀を討ち,同 11年には西蕃を征伐し,その功によって永昌侯に封じられた。同 20年には馮勝に従って元のナガチュ (納哈出) を征伐し,大将軍となった。翌年には元の順帝の孫トグス・チムール (脱古思帖木児) 征伐のためモンゴルに遠征し,大勝利を得て涼国公に封じられ,さらに同 23年には湖広の蛮族の反乱を平定,翌年には西蕃の罕東 (かんとう) の地を経略し,太子太傅となった。しかし武功を誇って,高慢な行為も多く,謀反の罪で逮捕処刑され,連座する者1万 5000人に上った。これを「藍玉の獄」という。

藍玉
らんぎょく

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デジタル大辞泉の解説

あい‐だま〔あゐ‐〕【藍玉】

アイを発酵させ、つき砕いて固めたもの。たまあい。

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大辞林 第三版の解説

あいだま【藍玉】

藍の葉を発酵させ、臼うすでついて固めたもの。玉藍。 [季] 夏。 → 藍染め

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世界大百科事典内の藍玉の言及

【アイ(藍)】より

…収穫した葉を刻んで乾燥・堆積し,これに水をかけては切り返し,2~3ヵ月間発酵させると黒い腐葉土のようなものとなる。これを蒅(すくも)と呼び,臼に入れてつき固めて藍玉をつくる。この藍玉には2~10%の不溶性のインジゴが含まれ,これに木灰,石灰,ふすまを加えて発酵させると水溶性のインドキシルとなる。…

【紺屋】より

…紅師は紅花(べにばな),紫師は紫草(むらさき),茶染師は黄櫨(はぜ)や檳榔子(びんろうじ),紺屋は初めは山藍,のちには蓼藍(たであい)を使った。中世の紺搔は山藍の栽培から染色までのすべての工程を一貫して行っていたが,近世には蓼藍の葉から染料としての蒅(すくも),あるいは藍玉を生産する藍師(藍屋)ができ,紺屋はそこから藍玉を仕入れて染色を行うようになった。都市では業者が集住して紺屋町を形成したところが多く,村落にも紺屋の定住が多く見られた。…

【胡藍の獄】より

…中国,明朝洪武時代(1368‐98)の胡惟庸(こいよう)と藍玉にまつわる二つの疑獄事件をあわせた呼称。1380年(洪武13)中書省左丞相胡惟庸は謀反のかどで処刑され,御史大夫陳寧ら多くのものが連座した。…

※「藍玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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