(読み)テキ

デジタル大辞泉 「狄」の意味・読み・例文・類語

てき【×狄】

古代中国で、匈奴きょうどなど北方の異民族の呼称北狄
綱淵謙錠つなぶちけんじょうの長編時代小説。昭和47年(1972)から昭和48年(1973)にかけて「別冊文芸春秋」誌にて連載単行本は昭和49年(1974)刊行新撰組からの脱走隊士が、流転の果てにたどり着いた樺太で経験する日露紛争を描く。

てき【狄】[漢字項目]

[音]テキ(漢) [訓]えびす
古代中国で、北方の異民族。広く、異民族や野蛮人。「夷狄いてき戎狄じゅうてき北狄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「狄」の意味・読み・例文・類語

てき【狄】

〘名〙 中国古代の異民族の一つ。北狄。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【北狄】より

…中国,古代,漢民族が北方の異民族を総称した語。狄翟(てきてき)ともいう。春秋時代,今の陝西省渭水流域から山西省南部に遊牧し,晋,邢,衛,鄭などの国と争った。…

※「狄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android