産業のサービス化(読み)さんぎょうのサービスか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「産業のサービス化」の意味・わかりやすい解説

産業のサービス化
さんぎょうのサービスか

経済活動の中で,物を作ること自体が生み出す付加価値,あるいはそれに従事する労働者割合が相対的に低下し,サービス比重が増大することをいう。第一義的には,第3次産業ウエートが大きくなる現象であるが,第1次・第2次産業においても,技術開発,企画・デザインなど,直接生産にかかわらない部分の比重が高まっていることも,産業のサービス化にあずかっている。この傾向は今後とも進展するものとみられており,産業のソフト化ともいわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android