等級(天文)(読み)とうきゅう

百科事典マイペディア 「等級(天文)」の意味・わかりやすい解説

等級(天文)【とうきゅう】

天体光度を表す単位。古代ギリシアでは全天で最も明るい星約20個を1等星,肉眼でやっと見える星を6等星として,6等級に大別した。現在ではボン星表に6等星としてのっている星の光度の平均を6等とし(北極星の光度が2.12等になる),光度が2.512倍((式1),これを光比という)になるごとに1等級減ずる。これにより1等星より明るい星,6等星より暗い星の等級,また整数でない等級が定義される。→実視等級写真等級絶対等級
→関連項目1等星恒星光度分光視差

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