デジタル大辞泉
「蝋涙」の意味・読み・例文・類語
ろう‐るい〔ラフ‐〕【×蝋涙】
ともした蝋燭から溶けて流れた蝋を涙にたとえていう語。
「きたならしく―のこびりついた燭台と」〈谷崎・細雪〉
[補説]書名別項。→蝋涙
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ろう‐るい ラフ‥【蝋涙】
〘名〙 ともした
蝋燭から溶けて流れる蝋を涙にたとえていう語。
※橋(1927)〈
池谷信三郎〉四「蝋涙
(ラフルヰ)が彼の心の影を浮べて、この
部屋のたった
一つの
装飾の、
銀製の蝋燭立てを伝って、音もなく流れて行った」 〔
温庭筠‐夜宴謡〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報