原田康子(読み)ハラダヤスコ

デジタル大辞泉 「原田康子」の意味・読み・例文・類語

はらだ‐やすこ【原田康子】

[1928~2009]小説家東京の生まれ。本姓佐々木。昭和31年(1956)刊行の「挽歌」がベストセラーとなる。平成15年(2003)「海霧」で吉川英治文学賞受賞。他に「蝋涙ろうるい」「満月」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原田康子」の解説

原田康子 はらだ-やすこ

1928-2009 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和3年1月12日生まれ。北海道釧路でそだつ。「北海文学」に「挽歌」を発表,昭和31年刊行されるとベストセラーとなって挽歌ブームをよび,32年女流文学賞をうけた。平成11年「蝋涙(ろうるい)」でおなじく女流文学賞。平成15年「海霧」で吉川英治文学賞。平成21年10月20日死去。81歳。東京出身。釧路市立高女卒。本名は佐々木康子。

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百科事典マイペディア 「原田康子」の意味・わかりやすい解説

原田康子【はらだやすこ】

小説家。本名佐々木康子。東京都に生まれ,北海道釧路市で育つ。同人誌に小説を発表していたが,《北海文学》誌上に1955年から連載をはじめた長編《挽歌》が翌年出版され,ベストセラーとなった。他に《蝋涙》,《海霧》などがある。女流文学賞,吉川英治賞を受賞している。

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