西沢潤一(読み)ニシザワジュンイチ

デジタル大辞泉 「西沢潤一」の意味・読み・例文・類語

にしざわ‐じゅんいち〔にしざは‐〕【西沢潤一】

[1926~2018]工学者。宮城の生まれ。昭和25年(1950)にPINダイオード静電誘導トランジスターSIT)を開発。その後も半導体レーザー発光ダイオード光ファイバーなどの開発に貢献半導体研究に多大な業績を残し「ミスター半導体」と称された。平成元年(1989)文化勲章受章。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西沢潤一の言及

【電気通信】より

…これにより周波数と位相がそろった光が得られるようになり,光通信への道が開かれたのである。今日の光通信用光源として広く用いられている半導体レーザーは西沢潤一らにより予測されていたが,62年アメリカにおいて実現されている。 光ファイバーは胃カメラ用の伝送媒体などに古くから使用されていたが,伝送損失が1000dB/km以上もあり,当時は通信には使えないものと思われていた。…

※「西沢潤一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android