親心(読み)オヤゴコロ

デジタル大辞泉 「親心」の意味・読み・例文・類語

おや‐ごころ【親心】

子を思う親の愛情。「はえば立て、立てば歩めの親心
親の愛情に似た温かい心遣い。「福祉政策にはもっと政府親心が欲しい」
[類語]母性愛父性愛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「親心」の意味・読み・例文・類語

おや‐ごころ【親心】

〘名〙
① 子を思う親の愛情。親らしい心。
源氏(1001‐14頃)澪標「打ちとくべき御おや心にはあらずやありけむ」
謡曲隅田川(1432頃)「千里(ちさと)を行くも親心、子を忘れぬと聞くものを」
② 親のような気持で思うこと。親になりかわって親切にすること。また、その心。
※源氏(1001‐14頃)匂宮「いづかたの御事をも、むかしの御心おきてのままに、あらため変る事なく、あまねきおや心につかうまつり給ふ」

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