親類並み(読み)しんるいなみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「親類並み」の意味・わかりやすい解説

親類並み
しんるいなみ

江戸時代以降,商家などで「のれん分け」を受けた番頭などのうち,特別な功績のあった者に与えた慣習。親類並みとなると主家から客分としての待遇を受けるが,その代り主家の経済破綻をきたした際には財物を醵出するなど,その存亡を主家とともにするのがならわしであった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android