観世清之(読み)かんぜ きよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「観世清之」の解説

観世清之 かんぜ-きよし

1849-1909 明治時代の能楽師シテ方。
嘉永(かえい)2年10月22日生まれ。4代観世銕之丞(てつのじょう)の次男。宗家22代観世清孝と父にまなぶ。初代梅若実の養子となって六郎と称し,養父をたすけて能楽界のためにつくす。明治28年梅若家をさり,宗家の許しをえて清之と改名。銕之丞家の分家(のちの観世喜之(よしゆき)家)をたて,宗家23代観世清廉(きよかど)を補佐した。明治42年6月17日死去。61歳。江戸出身。通称源次郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android