貝器(読み)バイキ

デジタル大辞泉 「貝器」の意味・読み・例文・類語

ばい‐き【貝器】

《「かいき」とも》貝殻を加工して作った器具日本では縄文時代の魚のうろこをはがす貝刃、弥生時代の穂摘み具など。

かい‐き〔かひ‐〕【貝器】

ばいき(貝器)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貝器」の意味・読み・例文・類語

ばい‐き【貝器】

〘名〙 貝殻を用いた器。狭義には石器時代のものをさす。アワビ・ウバガイ・ミルクイなどが素材容器・匙(さじ)ほか土器施文調整用具としても利用された。
三箇院家抄(1469頃)一「貝器〈六〉 御湯桶〈一〉」

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