陸陸・碌碌(読み)ろくろく

精選版 日本国語大辞典 「陸陸・碌碌」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ろく【陸陸・碌碌】

(「碌碌」はあて字)
[1] 〘形動〙 平らでなだらかなさま。また、気持が平らかで穏やかなさま。十分に満足できるさま。みちたりたさま。
※俳諧・望一後千句(1652)五「花に行足よは車たとたとし ろくろくならぬ道の山坂
浄瑠璃心中重井筒(1707)上「せめて三日はろくろくに寝物語もあれかしと」
[2] 〘副〙 下に打消の語を伴って、満足に物事をしないさまを表わす語。ろくに。ろくすっぽ。
洒落本・鄰壁夜話(1780)京町人魂「あまり恐しさにろくろくとはなしかね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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