馬仙峡(読み)バセンキョウ

デジタル大辞泉 「馬仙峡」の意味・読み・例文・類語

ばせん‐きょう〔‐ケフ〕【馬仙峡】

岩手県北部、二戸にのへ市の南東にある峡谷馬渕まべち中流に位置する。男神岩おがみいわ女神岩めがみいわ大崩崖おおほうがいなどで名高い景勝地で、折爪岳とともに折爪馬仙峡県立自然公園に指定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「馬仙峡」の意味・わかりやすい解説

馬仙峡
ばせんきょう

岩手県北部、二戸市(にのへし)にある馬淵川(まべちがわ)の峡谷。馬淵川の大崩崖(おおほうがけ)から安比(あっぴ)川との合流点に至る約2キロメートルの峡谷。大崩崖は砂岩が侵食された変化に富んだ断崖で、対岸上流には男神・女神奇岩もあり付近は釣り場としても知られる。北上(きたかみ)高地北端の折爪(おりづめ)岳、二戸市南部の浪打(なみうち)峠などとともに折爪馬仙峡県立自然公園に指定されている。JR東北新幹線二戸駅から徒歩約30分。

[金野靜一]


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