折爪馬仙峡県立自然公園(読み)おりづめばせんきょうけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「折爪馬仙峡県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

折爪馬仙峡県立自然公園
おりづめばせんきょうけんりつしぜんこうえん

岩手県北西部,北上高地折爪岳,馬淵川渓流(馬仙峡),浪打峠(末の松山)を含む丘陵峡谷からなる自然公園。面積 9.19km2。1962年指定。二戸市,一戸町九戸村軽米町の 4市町村にまたがる。馬仙峡は新第三紀層に属する砂岩,凝灰質砂岩の河食作用による大崩崖や女神岩,男神岩の巨石がそそり立つ断崖景観。標高 301mの末の松山とされる浪打峠は,海底で沈積してできた新第三紀層からなり,砂岩層に貝の破片が細かい層に沿って美しい縞模様を描いている。

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