馬形の障子(読み)ウマガタノショウジ

デジタル大辞泉 「馬形の障子」の意味・読み・例文・類語

うまがた‐の‐しょうじ〔‐シヤウジ〕【馬形の障子】

表に馬の絵、裏に騎馬でする打毬だきゅうの図を描いた、絹張り衝立ついたて障子清涼殿西庇にしびさし渡殿わたどのの北、台盤所だいばんどころ朝餉あさがれいの子の南などに立てた。

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精選版 日本国語大辞典 「馬形の障子」の意味・読み・例文・類語

うまがた【馬形】 の 障子(しょうじ)

表に馬の絵、裏に唐人の騎馬打毬(だきゅう)の絵を描いた布張りの衝立(ついたて)障子。平安時代、清涼殿の西廂(にしびさし)渡殿の北の方、朝餉(あさがれい)の間の簀子(すのこ)の南や、台盤所台盤の南などにたてた。渡殿にあるものを、はね馬・よせ馬の障子ともいった。〔禁秘鈔(1221)〕

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