改訂新版 世界大百科事典 「アイフェル丘陵」の意味・わかりやすい解説 アイフェル丘陵 (アイフェルきゅうりょう)Eifel ドイツ西部,ライン川の西,モーゼル川の北にある標高400~500mの丘陵。ライン片岩山地の一部で,西はベルギーのアルデンヌ山地に続く。全般に緩やかな起伏を示すが,概して北西に高く,南東に低い。農耕,牧畜が行われているが,気候,土壌などの自然条件に恵まれず,人口希薄な地域となっている。南東部は古い火山活動地帯で,マールと呼ばれる美しい円形の湖や円頂丘,円錐丘が多く,北部の国立公園と共に近年観光客を集めている。執筆者:武田 むつみ 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by