法則の辞典 「アインシュタイン偏倚」の解説 アインシュタイン偏倚【Einstein displacemenmt】 恒星からの光が太陽の近傍を通過して地球に届く際に,太陽の重力場の影響を受けることによって光路が湾曲し,恒星の位置が偏って観測される現象,すなわち,重力レンズ現象*をいう.アインシュタイン効果*の一つであるが,定量的に一致しているかどうかはまだ議論の対象となっているらしい.近年になって,遠距離銀河の重力レンズ効果による回折像が多数観測されるようになった. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報