20世紀西洋人名事典 「アウグストベーベル」の解説
アウグスト ベーベル
August Bebel
1840.2.22 - 1913.8.13
ドイツの政治家,労働運動指導者。
元・ドイツ社会民主党党首。
ケルン生まれ。
別名Ferdinand August Bebel。
陸軍下士官の家に生まれ、18才で旋盤工となる。ライプツィヒで労働運動に参加しリープクネヒトと出会いマルクス主義の影響を受ける。1867年ドイツ労働者協会連盟議長、ドイツ帝国議会議員となり1869年社会民主労働者党を創設、普仏戦争では反戦を唱え、大逆罪、不敬罪で禁固刑に服す。社会主義者鎮圧のもとでは非合法活動に従事、社会民主党が合法化されると、党幹部会議長、議員団議長を務め党を統率、マルクス主義の立場から女性解放論を展開、1879年「女性と社会主義」、1910〜14年「自伝」等の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報