デジタル大辞泉
「アカントアメーバ角膜炎」の意味・読み・例文・類語
アカントアメーバ‐かくまくえん【アカントアメーバ角膜炎】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「アカントアメーバ角膜炎」の解説
あかんとあめーばかくまくえん【アカントアメーバ角膜炎 Acanthamoeba Keratitis】
[どんな病気か]
アカントアメーバが角膜に感染しておこる角膜炎で、ソフトコンタクトレンズを使用している人に多くみられます。
レンズ洗浄液に水道水を使用すると、その中でアカントアメーバが増殖して感染源になると考えられています。
[症状]
真菌性角膜潰瘍(しんきんせいかくまくかいよう)(コラム「真菌性角膜潰瘍」)と似ています。初期は角膜の濁りや充血がみられますが、強い痛みを訴えるのが特徴です。進行すると角膜中央に白色円形の混濁がみられます(検査法についてはコラム「アカントアメーバ角膜炎の検査」)。
[治療]
非常に治りにくいものです。病巣部(びょうそうぶ)を掻爬(そうは)してアメーバを除去し(診断にも有用)、抗真菌薬を使用します。
点滴の場合、その薬液の一部を点眼用に使うこともあります。診断が遅れ、治療が遅れると強い混濁が残ります。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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