20世紀西洋人名事典 「アッティラヨージェフ」の解説
アッティラ ヨージェフ
József Attila
1905 - 1937
ハンガリーの詩人。
ブダペスト生まれ。
幼少より父の蒸発などで貧しい中で育つ。高等学校時代に処女詩集を刊行し、大学を中退し、ウィーン、パリなどで生活。第一次大戦後新思潮に触れ、帰国後、ブダペストで様々な新聞に詩を発表、若手詩人として注目される。この時期共産党に入党。党内のセクト主義などで実践活動から遠ざかり、恋愛の挫折などで神経を侵され、鉄道自殺を遂げた。詩集「場末町の夜」(1932年)など数冊の詩集があり、現代人の不安、悩みを歌った叙情詩人であった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報